12月
20
2022
障害年金の申請では、申立書に「病院歴」を書く欄があります。
そこで、病院歴を教えてもらいます。
精神疾患の場合ですと、医師との相性が合わない。ことが理由で、転院しているケースが多いです。
難病の場合ですと、病気の発見までの期間、色々な病院で検査を受けることで、転院が多いです。
難病ではなく、眼の疾患や心臓の疾患などの場合は、通院を続けていたけど、元々の病院では手の施しようがなくなり、専門医がいる病院に転院することが多いです。
病気の転院理由は、結構大事です。
どんな治療をして、どんな検査を受けて、その時にどんな診断を受けてきたのか?
「転院をする度に変わる病名」があったりします。
病名が変わっても、症状は変わりません。ただ、病気が解らなかっただけ。もしくは、治療が間に合わなかっただけ。だったります。
病院歴は、この申請の初診日は、申立通りで良いのか? どれほどの重さの症状が続いているのか?など、審査において大事なことが詰まっています。
現在、日常生活の支障具合が大きい。だけでなく、過去の変遷も見られて等級は決められています。
問われているとに無駄なことが一つもありません。
きっちりと申請書類を作成して、期待に応えられる申請を心掛けています。
12月
19
2022
障害年金の申請代行をしていると、医師と福祉では判断が異なる。と感じることがあります。
福祉は、「この人は、とても大変な人。日常生活は、一人では難しい」
医師は、「そこまで重い症状の人ではない。確かに、生活に支障はあるけど、他にも症状が重たい人はいる。まだ、大丈夫な方」
福祉は、寄り添う。医師は、他の患者と比較する。
社労士は、「障害年金の認定基準を意識して、本人の症状を考える」
社労士の視点から見ると、結構症状が重いんだけどなぁ。ということがあります。
しかし、医師は、そこまで症状は重くない。と思っていることがあります。
この差が生まれるのは、医師の前で、本人が障害年金を視野に入れた日常生活の状態を話していないから。
そりゃそうです。
普通、診察で日常生活の支障具合を詳細に伝える人は少ない。
医師からの質問に返答するだけですから。
診察は、治療を見据えて。
申請は、支給を見据えて。
終着点が異なることが、見方が異なる理由になります。
障害年金の申請を考えるようになったら、日常生活の支障具合を伝え始めた方が良いですよ。
12月
18
2022
障害年金は年金制度です。
福祉的な要素は一切ないと感じています。
症状が、どれだけ重かろうと支給条件が満たされないと、障害年金は支給されません。
そのことをまず最初に説明しています。
ここの段階では、多くの方が理解をしてもらえます。
そして、申請のための書類集めの説明をします。
この書類を集める。ということは、直ぐに理解を得られるのですが・・・制度の詳細になると不可思議なことが多くなります。
依頼をしたのだから、勝手に進めて欲しい。と思う方もいらっしゃいます。
障害年金の支給が認められれば、勝手に進めても申請に疑問は出ないかもしれません。
しかし、障害年金が不支給だったら、きっと申請に疑問を持つでしょう。
そして、きっと説明をして欲しかった。となると思うのです。
知っているからこそ、覚悟をして結果を待っていられる。または、結果を受け止められる。
今、どんなことで申請準備が滞っている。審査において、どんな問題が起こり得るのか?・・・書類を集める過程で解ってきたことは、依頼者様に説明しています。
説明したうえで、疑問が出てくることは当然です。そのたびに、説明をしています。
自分の申請が、どんな手順で、どんな風に出来上がっていったのか?知ったうえでの申請が、当事務所の申請です。
12月
17
2022
自分に異常を感じ、通院を始めました。
しかし、回復しないので、通院を途中でやめました。
そして、数年の時を経て、再度、通院を開始しました。
こういう病院歴の方の案件です。
このような通院をしなかったり、してみたり・・・を繰り返す人は結構多いです。
この依頼者様は、初診日から一年六カ月経った頃の診断書も申請して、遡りで障害年金の支給を望まれていました。
病院の歴を調べていくと、初診日から一年六カ月経った頃は通院をしていませんでした。
結果、依頼者様が望まれる遡りの支給は叶わないことが判明しました。
診断書を提出して、審査を経て、障害年金の支給の是非が決定します。
この場合のように、通院をしていないと診断書を書いてもらう病院がないので、申請ができません。
この事情を依頼者様に説明したうえで、現在から将来に向かっての申請(事後重症請求)のみを行う事にしました。
お金の支給のことですから、十分な説明をしておく必要があります。
納得して障害年金の支給をしてもらうためには、大事な過程です。
診断書を書いてもらう間に、日常生活の状況を教えてもらい、申立書を作成しておきました。
診断書が出来上がってから、直ぐに申立書を添えて、年金事務所に申請をしました。
診断書は、2級が認められるか?認められないか?判断に迷う内容でした。
このような事態の時には、申立書が鍵になります。診断書の内容を裏付け・補強するために、しっかりと書いておく必要があります。
結果、障害基礎年金2級が認められました。
依頼者様は、診断書の内容がイマイチ良くなかったことを申請前の確認で知っていたので、障害基礎年金2級が認められたとき、とても喜んで頂けました。
(了承を得て、掲載しています)
12月
16
2022
今回、自閉症スペクトラム障害の依頼者様が、2級の支給決定がおりました。
自閉症スペクトラム障害は、発達障害です。
発達障害は、生まれつきの病気です。しかし、発達障害の発見が大人になってから。という場合が少なくありません。
この方の初診日は、厚生年金加入期間中ですから、申請は「障害厚生年金」となります。
厚生年金加入で働けていたので、前の医師から「障害年金の支給は無理」と言われていました。
しかし、医師が変わり、診立てが変わったことで「障害年金の申請をするなら、診断書を書くよ」と言われて、申請に踏み切った。という方です。
ただ、今まで「障害年金の支給は無理」と言われ続けていたので、自分で申請をしても不支給になるかもしれない。と思ったようで、私に依頼をして頂けました。
さて、「無理」と言われていた理由は、仕事が出来ているから。
だから、仕事が出来ている理由を見極める必要がありました。
見極めた結果は、周りの人が、本人の特性をよく知り、常に手伝っていたから仕事が出来ていた。ということでした。
発達障害の場合、本人の特性を理解してもらえれば、就労可能なことは多いです。
そこで、就労可能になっている理由を詳細に記しました。
次に、日常生活の状況です。
本人は、愛想がよく、社交辞令も言えます。そのため、誤解されやすいです。
愛想が良いのは、本人に関わる人が、本人にやさしいから。
社交辞令が言えるのは、家族が教え込んだから。
という理由でした。
実際の日常生活は、人を誰でも信じてしまい、お金を取られたり、騙されたりしています。また、身のまわりのことは、家族が手助けをしないとできない状態でした。
身綺麗になっているのは、本人の姉が、本人に似合う服装を見立てているからでした。
このような実際のことを伝え直してもらいました。
そして、書類を揃え、作成して申請をしました。
結果、障害厚生年金2級が、3年遡及で認められました。
ご家族は、大変に喜ばれました。
諦めずに好機を待った、ご家族の判断が障害厚生年金の支給に繋がったと思います。
(了承を得て、掲載しています)
12月
15
2022
障害年金の申請代行で、聴き取りをさせてもらいます。
会って話をするときもあれば、依頼者様の体調が悪く電話で聴き取りをさせてもらう事もあります。
その折に、「私って、発達障害じゃないか?と思うんです。発達障害の診断がついたら、申請が通り易くなりますか?」と質問されることが多々あります。
今や、発達障害の特徴を示した情報は、ネットや本などで溢れています。
その中のいくつかが、自分の癖(?)のような個性と重なっていることがあり、ご自身が発達障害ではないか?と思うようです。
発達障害と診断されたから申請が通り易くなることはないです。
発達障害の症状が重く、医師が日常生活に大きく支障をきたしている。と思い、診断書に反映すれば、申請が通り易くなるでしょう。
しかし、医師が日常生活に大して支障をきたしていない。と思えば、申請が通り易くなることはないでしょう。
発達障害かもしれない。と思うなら、診断される必要があります。
それには、発達障害の検査を受けるしかありません。
発達障害が解ったからと言って、劇的に今の生活が変わることはないように思います。
でも、ご自身の不自由さの原因が、何なのか?と究明するなら、検査を受けることもひとつ手段かと思います。
障害年金のためだけに、発達障害の検査を受けて、その結果に大きく落胆するくらいなら知らなくても良い診断のような気もします。
まぁ、一個人の感想ですから、参考なれば幸いです。
12月
14
2022
障害年金の申請代行をしていて、依頼者様から「薬が変わりました」「薬が増えました」と、連絡を頂くことがあります。
ご自身の症状を伝えていく中で、医師が薬を変えたり、増やしたり、減らしたりすることがあります。
「薬が変わる・増える・減る」などで、障害年金の支給の結果が変わることはないと感じています。
理由は、医師の診立てにより薬が処方されるわけで、薬の変化や増減だけをみて、審査官がその人の症状を決めつけることができないからです。
結果が変わるとしたら、薬の変化や増減を考えた過程で、医師の診立てが変わるときです。
診立てが変われば、診断書の内容が変わります。
その診断書を審査して、審査官が決めていくのです。
ですから、あくまでも薬の変化や増減だけをみて、審査官が勝ってに判断することはないと感じています。
判断するにあたっての根拠を診断書から読み取り、決めていく。
審査官は、診断書を通して医師の診立てを確認している。
つまり、薬の変化や増減をして、その後の症状を伝えておくことが肝心です。それは、医師の診立てを正確にするためです。
正確に診断された診断書で、審査された結果を導き出すためには、「薬の変化や増減があった」のちの症状を伝えておくことです。
12月
13
2022
障害年金の申請は、年金事務所に申請をしてしまえば、審査が始まります。
ですから、審査が始まる前に「何が書かれているのか?」知るには、申請前に申請書類の確認をするしかありません。
まぁ、当然ですね。
依頼を請けた私は、申請前に診断書の確認をします。そして、申立書に書く内容に不備がないか?再確認します。
しかし、依頼者様は確認ができません。
審査の結果が期待通りであれば、何が書かれていたのか?気にならないかもしれません。
しかし、期待通りの結果でなければ・・・「一体、何が書かれていたのだろう?」と思うのでは?
申請は、依頼者様のための申請ですから、依頼者様が納得していないといけません。
ですから、私が申立書に何を書いたのか?申請前に確認してもらっています。
もちろん、診断書の内容もその時に確認してもらっています。
そして、この申請書類から類推できる「不測の事態」があれば、不測の事態の備えと共に予め説明しています。
全てを知ったうえで、「申請をしてきますね」と言って申請をしています。
今日もその確認をしてきました。
申請前の大事な過程です。
12月
12
2022
今年も残り少なくなりました。
今年の申請は、今月12月で終わります。まぁ、当然ですね。
一年前に当事務所で申請をした「自閉症」の方。障害基礎年金2級が支給されています。
一年前は、就労不能で実家に居ました。
初の更新申請を迎え、現在は「グループホームに入所し、A型就労継続支援事業所に通所」しています。
グループホームに入所しているので、独居不能は言い切れます。しかし、A型就労継続支援事業所に通所を始めたことで、「就労可能」となっています。
ご家族は、この「就労可能」になった状況が、2級の更新の支障になるのではないか?と心配されました。
A型就労継続支援事業所は、障害者雇用ですから配慮を受けて就労をしています。
その状況を医師が書いてくれれば問題はないのですが、残念ながら、就労については配慮を受けていることは記載してもらえませんでした。
ご家族の心配が的中した感じです。
医師は診断書の書き直しはしてくれませんでした。
理由は「今まで医師に伝えてこなかったから、医師は聴いてないし、知らないから書けない」
妥当な理由です。
ですから、この配慮のことが書かれていない診断書で更新申請をします。
しかし、このまま申請したのでは、私も心配です。
ですから、添付資料をそえて更新申請をしました。
結果は、2月下旬頃にわかるでしょう。
できることをして申請をしておかないと、後で後悔をしても取り返しがつかないことになることがあります。
12月
11
2022
障害年金の申請と言っても、人の数だけ、申請の内容は異なります。
- 病気が異なれば、使う診断書が異なる。
- 家族構成が異なれば、申請で気にかけることが変わる。
- 初診日の証明がとれるのか?とれないのか?で、申請後の結果が大きく左右される。
- 仕事をしているのか?していないのか?で、作成する書類で重要視する事柄が変わる。
- 直ぐに申請ができる人もいれば、今すぐは申請できない人もいる。その間、何をしておくのか?考えておく必要がある人もいる。
などなど・・・もうそれは人の事情により論点が変わってきます。
障害年金の申請は、その人の事情を勘案して進める必要があります。
困っている事は、病気で生活と就労ができないことでも・・・細かくみていくとその理由は千差万別です。
依頼者様の状況を考えて、申請をしています。
そして、依頼者様に障害年金の支給がされるように尽力をしています。