8月 11 2023
障害年金 申請のために「発育歴(生い立ち)」を思い出してもらう
発達障害の申請には、発育歴(生い立ち)をまとめる事が必要になる。
生い立ちを簡単にまとめても申請は可能。診断書次第では、支給されることもある。
しかし、現在、申請書類は前よりも詳細に精査されて、結果を出しているように窺える。
結果をみると、意外なところが等級の分かれ目になっていることがある。
その一つが、申立書(自身または代理の者が作成する書類)の内容から判断されて、等級に影響を与えていること。
診断書の内容と申立書の内容が整合性が取れない。という理由で、等級に影響が出ることは、前から変わらない。
それとは別に、申立書の文書の生い立ちの流れをみて、等級に影響が出ていることがある。
生い立ちを思い出すことは辛いことが多いから、請求人様の事をよく知る依頼者様から生い立ちを教えてもらう。
しかし、依頼者様が高齢の親御さんの場合は、ご本人の方が記憶していることが多いことが実情。
結局、ご本人から生い立ちを思い出してもらい、教えてもらうことがある。
「辛いことがあったから、現在に至る」そいうことが多いのが、障害年金を求める人たち。
だから、思い出してもらう事は、精神的に大きな負荷を与えてしまう。
請求人ご本人に説明をしたうえで、教えてもらっている。
生い立ちを淡々と話せる人もいれば、涙と共に教えてくれる人もいる。
過ぎた出来事でも、思い出せば、蘇る当時の記憶。それは、辛いにきまっている。
それでも、障害年金の支給のために教えてくれる。だから、障害年金の支給を得られる可能性を最大限に高めなくてはならない。
本当なら、「絶対に支給を得られるようにします!」と言いたいが、審査は他人が評価をするもの。
だから、「絶対」ということはない。どこで足元をすくわれるか?解らない。
色々な経験を経て、十分な対策をして申請をしているから、今は驚くようなことは起きなくなった。
それでも、油断は隙を生む。そして、ほころびとなる。ほころびは、破綻とつながる。
辛いことを思い出してもらい、請求人様の生活が懸かった申請、油断はしない。
兜の緒は、しっかりと締めて申請をしている。




