11月
23
2022
当事務所で2年前にうつ病で、申請をした方の話です。
2年前は、今の病院と異なる病院に行っていました。
その病院では、ご本人の症状が、医師になかなか伝わらず、ご本人が悩んでいました。
しかし、早い申請を考えると、その病院で診断書を書いてもらい、申請をしたい。というご希望でしたので、その病院で診断書を書いてもらいました。
診断書の内容は、2級か3級のギリギリでした。
そこで申立書で、ご本人の状態・状況を詳細に作成しました。そして、障害基礎年金2級になりました。
とりあえず一旦は、2級の支給開始になったので一安心ですが、実際は症状が重かったので、医師に症状をしっかり伝えてもらうための助言をさせてもらいました。
そして、2級から二年後・・・ご本人の意思で転院されており、医師にも症状がしっかり伝わっていました。
そこで昇級を目指す申請(額改定請求)をすることにしました。
医師に診断書を書いてもらい、内容を見ると・・・2級か1級かのギリギリでした。
診断書だけでは心許なかったので、他の添付資料もつけて申請をしました。
結果、障害基礎年金1級になりました。
ご本人は「これでまた安心になりました。ありがとうございます。」と喜んでおられました。
(了承を得て掲載しています。)
11月
22
2022
障害年金の申請は、医師が診断した病名で、どの程度の日常生活能力があるのか?就労能力があるのか?を診断書で判断して、等級を決めたり、不支給にしたりします。
精神疾患の場合、統合失調症、双極性障害(躁鬱病)、うつ病(気分障害)、発達障害(自閉症、注意欠陥多動性障害、広汎性発達障害、学習障害)、知的障害は、精神の診断書を使って判断されます。
例えば、統合失調症で診断されていて、精神障害者福祉手帳の診断書を確認すると、本人の状態よりもとても低い判定だったりすることがあります。
これは、統合失調症としての症状は思うほど強く出現していない。と読み取れます。
しかし、日常生活状態は悪いのです。
何故でしょうか?
別の病気で日常生活に支障が出ている可能性があります。
そこで発達障害の検査を受けたい。医師にお願いすると、「検査ができる病院」と「検査ができない病院」があることに気付きます。
発達障害を疑うなら発達障害の検査ができる病院に行くしかありません。
実際、今まで統合失調症しか診断されていなかった方が、発達障害の検査ができる病院に移って検査を受けたら「自閉症スペクトラム障害」と診断されました。
そして、自閉症としては症状は重い。と医師に言われました。
このように、一つの病院では解らないことがあります。
転院が良い。とは言いませんが、今の診断に不思議を持つならセカンドオピニオンも良いのではないか?と思います。
11月
21
2022
障害年金の申請は、一度の申請で複数の病気の申請ができます。
例えば、「うつ病と脳出血」「発達障害とうつ病と線維筋痛症」など・・・複数の病気の申請ができます
「うつ病と脳出血」ならば、うつ病の初診日と脳出血の初診日をそれぞれに確定させて、それぞれの初診日から申請が可能か?確認して、両方とも申請が可能ならばうつ病の診断書等の申請書類、脳出血の診断書等の申請書類をそれぞれに準備して申請します。
「発達障害とうつ病と線維筋痛症」ならば、発達障害とうつ病は同じ診断書で提出するので一つの申請になります。だから、「発達障害とうつ病+線維筋痛症」という二つの申請になります。
発達障害とうつ病の初診日を確認。線維筋痛症の初診日を確認。そして、それぞれに申請が可能か?を調べて、申請が可能ならば、「発達障害とうつ病」の診断書等の申請書類、「線維筋痛症」の診断書等の申請書類をそれぞれに準備して申請します。
難しく感じますが、発達障害とうつ病は、同じ精神の診断書でまとめられるから、それで一つ。「線維筋痛症」は、精神とは別の診断書で示されるから、それで一つ。という風に、何の診断書を使うか?によって、申請数が変わります。
11月
20
2022
障害年金の支給が決定して、私の仕事は終わります。
しかし、依頼者様たちとの縁が切れるわけではありません。
依頼者様たちから度々連絡があります。
就労継続をしている依頼者様たちは、就業場所で人間関係に悩んだり、上司や同僚に自分のストレス状況や業務改善の申し出の仕方が解らず悩んでいます。
想いが強くて、そのままの気持ちを伝えてしまえば、自分の立場が悪くなる。でも、どうやって解決またはお願いをしたら良いのだろうか?
切実です。
この場合は、電話で話をさせてもらいます。
状況を聴き、想いを聴き、どうなったら良いのか?を確認します。
労働基準法に関わっていることもあります。
労働契約法に関わっていることもあります。
しかし、法律による解決は、その時は解決されたように見えても、対人においては遺恨を残しかねないことがあることを知っています。
遺恨が残れば、また嫌な思いをすることがあるかもしれません。
法律的な解決ではなく、考え方と対処・対応で乗り切る。
社会は法律で守られていますが、対人となると感情が入ってきます。
人の感情は自由ですから怖いです。
依頼者様たちが就労継続ができるには?を考えるために会話をします。
頼ってくれる依頼者様たちが就労で悩むなら、悩みを聴く。助言を求められたら、助言をする。
この程度しか出来ません。
でも、「そうか。そう考えたらいいんですね。」と明るい声を聴けたときは、ホッとします。
考え方や捉え方に悩んでいる。これは、依頼者様たちばかりじゃなく、私も同じです。
人を通して、自分のことを知ることが多いです。
11月
19
2022
気温の変動や季節の変わり目、家族等との葛藤など・・・人それぞれに精神的に辛くなることは異なります。
他人が、「そんなことは、○○したらいいんだよ」なんて言う問題ではないです。
大抵の人が、人から言われたことは「あぁ、そうだね。」と、助言をくれた人に気遣って返答してくれます。
大抵の人は、他人から言われることは既に自分の中で見出しています。
だから、他人は見ているだけしかできない。と思います。
そんな辛い精神状態の中で、一旦、外部から離れたい。と思い、入院を考える場合があります。
医師に頼んで入院をする「任意入院」です。
しかし、外部から情報や感情を遮断するために入院をしたいのに、入院ができないことがあります。
その理由が「動物を飼っているから」「子供がいるから」「介護しなければいけない人がいるから」だったりします。
自分が辛いのに、自分以外の事を心配してしまう。
入院しようか?入院をやめようか?迷い、優先順位が付けられず、私に電話が架かってくることがあります。
私は、入院をした方が良い。悪い。とは言いません。
ただ、話をするだけです。
その話は、雑談です。
例えば、依頼者様が飼っている猫の話だったり・・・家族の話だったり・・・全く関係ない過去の話だったり・・・話したいことを会話しているだけです。
その中で、依頼者様が優先順位を決めていくように見えます。
「やっぱり入院して、今は精神を元に戻す。迷惑をかけるから」という人もいれば、「気になるから、今は入院はやめる。話をして気持ちが軽くなったから。」という人もいます。
答えは、いつも自分の中に持っている。
自分の中の答えを見つけ出すことが難しいのは、埋もれているからではなく、自分のことだから。
自分の心の底を見つめるだけの時間はあっても、見つめる機会がないから。
人と話すことで、自分の心の底を見つめる機会が得られる。
だから、答えを出せる。
人はつくづく繋がりの中で生きるのだな。と思います。
11月
18
2022
コロナウィルスが蔓延してから面談の様相が変わりました。
コロナウィルスに罹ってしまった。濃厚接触者になってしまった。だから、外出できない。という事態が起きるようになりました。
しかし、依頼者様は少しでも早い申請を求めています。
時間を無駄にしたくない気持ちは私も同じです。
ですから、依頼者様の体調で話ができるほどであれば、電話でお話を教えてもらっています。
少しでも申請準備を進めて、体調が回復し、外出可能になったら申請書類の確認をしてもらえるように整えています。
電話よりも会って話をした方が、互いに意思疎通が上手くいくので、スムースに進むのですが臨機応変に準備を進めていかないといけません。
人って、表情と声の微妙なトーンの変化と同時に見聞きして、相手の心情を察してコミュニケーションをとっている。と電話でするようになってから強く感じています。
電話だけでは声のトーンの変化しか解りません。それだけに、相手の疑問やまだ何か伝えたいのでは?という表情から察知ができないのは、多くの情報を必要とする申請準備においては大変な点です。
大変な点を踏まえて、細かく話を区切ることで疑問や伝え忘れがないようにしています。
メールなどの文では正直、状況しか解りません。
知りたいのは、状況だけじゃなく「その時の心情」だったりします。
人と人の話。文ではなく、話すことで伝わることが多い。そして、相手も質問がしやすいと感じています。
信頼は話すことで築かれていく。人はコミュニケーションで発展してきた種族ですからね。
11月
17
2022
障害年金の更新申請の依頼を請けた時、面談をさせてもらいます。
更新申請の依頼は、最初の申請(裁定請求)を当事務所でお世話をさせてもらった方ばかりです。
ですから、最初の申請の時の状態と更新申請の時の状態を比較するところから始まります。
- 症状は重くなっていないか?
- 生活状況に変更はないか?
- 就労状況と就労先に変更はないか?
など、その方に合わせて確認することは異なります。
その際に、考える事は、例えば「2級ならば、1級を求める事ができそうな要素はないか?」「前よりも症状が軽くなった・・・さて、今の等級をどう守るか?」などを気にしています。
依頼された方の状態を考えて、最良の申請を考えています。
先日面談させてもらった方は、最初の申請(裁定請求)の時よりも、B型就労支援継続事業所の職員の指導の甲斐があって生活能力が向上していました。
その分、障害年金2級の更新には遠のいた感がありました。
ご本人もそれを感じて、私に依頼をしてくれました。
面談で詳細に、ご本人から生活状況を教えてもらう事で、新たな糸口を見つけることができました。
新たな糸口から更新を考える事になりました。
このように、更新申請には、最初の申請と気にかけることが異なってきます。
11月
16
2022
障害年金の申請では、数年に一度、その時期の状態を診断書で確認して再審査が行われます。
その時に、再度等級が決められ、次回の更新時期が決まります。
この案件では、一度目の更新申請でした。
最初の申請は、3年前。
更新申請を迎えるまでに、A型就労支援継続事業所を変わってました。
生活状況はそのまま変わらず。
診断書を書いてもらう前に、医師に伝え直しをしてもらいました。
伝え直す際に、何を伝えておいて欲しいかは、面談の時にご本人の状態を確認したうえでお伝えしました。
診断書の内容には、そのことがしっかりを書かれていました。
更新申請したところ、「次回の更新申請無。永久認定」となりました。
依頼者様は、お母さん。請求人は、お子さん。
お母さんは、「これで心配がなくなった。本当に安心した。と言っておられました。
(了承を得て掲載させてもらっています)
11月
15
2022
例えば、病名が「気分障害」→「双極性障害」に変わったから、障害年金の等級が上がるのではないか?という、病名変更により症状が変わったので、等級も変わるのでは?と思う人は結構います。
病名が変わることで、症状が重くなった。とは一概には言えません。
長く通院することで、医師が患者のことをよく知るようになり、より確かな病名が診断されただけ。ということがあります。
裁定請求(最初の申請)の時には、例えば「うつ病」だけの診断だったのに、更新申請の時には「うつ病と注意欠陥多動性障害(発達障害)」の病名が一つ増えていることがあったりします。
だからと言って、診断書の内容が、前回の診断書よりも重くなっているわけではない。ということは多々あります。
逆に、例えば「双極性障害」だけの病名で裁定請求して、更新申請のときも「双極性障害」のまま。でも、診断書の内容は重くなっていることも多々あります。
病名の変更または病名が増えたことで、一見すると症状が重くなったように見えます。
しかし、障害年金で大事なのは、症状の重さです。
「等級を上げたい」という方の依頼は増えています。
その時、肝心になるのは症状が、どのくらい重くなったか?だけです。
今回も額改定請求の依頼がありました。
「3級→2級」と「2級→1級」を目指して、尽力させて頂きます。
11月
14
2022
障害年金の申請代行をしていて、人に自分の感情や意思を伝えることを諦めている請求人様に会うことが多いです。
人に伝えることを諦める気持ちは解ります。
自分の意思や感情を伝えても、無視されたように感じることはありますから。
「どうせ、解ってもらえないんだろ!?」と思えて、自分の意思や感情を発信することを止めてしまう。
でも、全員が無視するような対応する人ばかりじゃないです。
人によっては、ちゃんと話を聴いてくれる人もいるし、意見を尊重してくれる人もいます。
諦めたら、人間関係は終わります。
もちろん、終わらせて良い人間関係もありますが、簡単にあきらめてはいけない人間関係もあると思います。
例えば、「自分のことを心配してくれる人」「長年の付き合いの人」「謙虚な人」など、自分のことを知ってくれている人や見習うところがある人は、大事なに人だと思います。
「孤独」は寂しさ。「孤立」は居場所のなさ。
そのどちらともが揃うと、孤島にひとり居る気になる。と言った人がいます。
諦めないで伝えていれば、誰かに出会える。
ひとりになって悩み過ぎないようにして欲しいです。