8月 12 2025
障害年金 筋ジストロフィー 2級支給決定
難病の申請で難しいのは、発病を見極め、初診日の病院は、どこになるのか?そして、初診日と考える病院が、初診日の証明を書いてくれるか?
つまり、最初から難しいです。
難病の場合、最初から現在の診断がおりていることは、あまり見ません。
手足の痺れ、足の上がりにくさ、力が抜ける、力が上手く入らない、手が震える・・・など、おおよそ整形外科か内科を受診している事が多く、最初の症状が、色々な病気が考えられることから色々な薬やリハビリを受けている事が多いです。
何をしても治らない、症状の改善がない。悪化していく。という経過を辿り、本来の病気の症状や検査結果が明確になり確定診断になる。
今回の方は、筋ジストロフィーの診断は、初診日の病院で疑われていました。次の病院で確定診断が出ています。
この方の場合、初診日が二十年以上前でした。それだけに、カルテの保存はされておらず、申請したくても、初診日の証明ができずに困っている方でした。
この場合、初診日の病院の情報を探すほかありません。
これまで通院してきた病院に問い合わせをするのですが、ご自身では慣れていないので緊張してしまいます。また、何を聞けば良いのか?どのように交渉したら良いのか?不安に感じます。
私は専門職ですから、障害年金の申請に必要な理由を伝えつつ、伺いを立てることは、依頼者様よりも慣れています。
依頼者様が通院してきた病院をご本人がいる前で一つずつ辿っていきました。
そして、初診日の証明となる書類を集めました。
病状は進行していたので、2級相当あることは面談の時に確認ができていました。
つまり、この申請の鍵は、二十年以上前の初診日の証明と病院歴の繋がりと治療歴でした。
書類を集め、詳細な病歴ができました。そして、日常生活状態を申立書に詳細に作成し、診断書と一緒に申請しました。
結果、申請二ヶ月後に、2級が認められました。
ご本人は、障害年金の支給が決まり、ホッとしていたようでした。
障害年金は、生活の一助になる制度ですから、必要な方に届いてよかったと思います。




