3月 17 2025
障害年金 等級と更新時期の決定は、年金機構が決める。だから、申請前は誰にも解らないのに・・・。
障害年金の申請代行をさせてもらっていると、度々「申請前の等級の予想、更新時期の予想されて、申請を諦めている」方々に会います。
誰に「等級や更新時期の予想をされているか?」と言われると、福祉や役場の相談員のようです。
彼らは、ご自身の経験からこれから申請する方々に、予め大きな期待を持たせることをしないように、注意喚起や心構えのつもりで伝えていると思います。
ただ、この予想を伝える場面として・・・大抵は申請者から「支給されると思いますか?」という質問を相談員にしているから、相談員が答える事が多い。のでは?と、思います。
理由は、相談員は質問されなければ、余分なことを話すことを避けると思うからです。
申請後の結果予想は、正直、誰にも解りません。
申請した後に、年金機構が診断書と申立書を審査して、等級と更新時期を決めるのですから。
先日の震災地域の最重度知的障害の請求人の母親から、こんなことを言われてつらかった。だから、他の人たちにも伝えて欲しい。ということを言われました。
その「こんなこと」とは・・・先日、震災地域の福祉事業所のベテラン相談員から請求人の母親に、障害年金の結果がどうなったか?聞かれた際・・・
相談員から母親へ「一度は更新があります。どこで「永久固定」という言葉を知ったか知らないけど、インターネットで調べて知ったのかもしれないけど、○○さんは、必ず一度は更新があります。」と、失笑されながら言われた。
母親は「この子は、最重度知的障害で一生このままで治らないのに、必ず更新がある。って、なぜ解るの!? 本人のこれからの生活のことを考えれば、親が居なくなった後のことを考えれば・・・更新がない方が良いに決まっているのに、審査官でもない相談員が、なぜ断言できるの!?と、不安になったと同時に、何も考えずに放たれた言葉に腹が立ちました。」と、仰っていました。
そうなんです。
申請を終えた人たちは、結果を待つしかありません。その結果を待つ間の気持ちは、とても不安定になります。
自分が「期待する結果」と「期待通りにならない結果」のことを考えてしまう。
申請後の結果は「神のみぞ知る」です。
私たち申請者ができることは、最善の結果を得られるように申請準備を整えること。そして、結果の予想を尋ねられれば、どこまでいっても不確かな予想であることを解ってもらう必要があります。
「永久固定」は、そう簡単に決定は下されません。
しかし、全く認められないわけでもない。この最重度知的障害の方の申請は、前のブログに書いたとおり「1級 永久固定」でしたから。
結果は、予想の範囲を超えることはない。だから、申請する前の人に結果を決めてかかるような話は止めた方が良い。
話をよく聴き、手立てを考え、その結果・・・申請するか?しないか?を決めれば良い。
申請後の結果は、待つしかない。