11月 13 2023
障害年金 初診日の証明を得るために奔走する毎日
障害年金の申請には、「初診日」の確定が必須。
初診日=障害年金の支給の基準日ですから、初診日が明確でないと支給されない可能性が高まります。
そして、初診日は過去の出来事ですから、なかなかに証明が困難なことが多いです。
さて、ここ一カ月ほど、どの案件も「初診日」の証明が困難で、なかなかに頭を悩ませています。
まず、最初に「初診日」となる病院の特定から入ります。
病院の特定は、案外と大変です。
「ここが初診日の病院だ」と思って、書類を揃えると・・・「あれ?もっと前にも通院していたことがあるんだ」と内容を読むと書いてあります。
依頼者様に尋ねると・・・「アッ!そう言えば!!」と思い出してくれることもあれば、「えっ!? 他に行った病院はないと思いますが・・・」となることもあります。
記憶の整理を手伝って、初診日の病院に辿り着いたら、次は書類を揃えれるか?です。
ここが、一番の鬼門です。
申請ですから、書類ベースで証明しなくてはいけません。
当然に、初診日の病院で書類が揃うのが一番良いのですが、揃わないことも多いです。
ここからが大変な作業です。
その初診日の病院にまつわることすべてを当たります。
そして、どこかにその初診日の病院のことが書いてある書類はあるだろうか?と探して回るのです。
と言っても、探し回れる場所があれば良いですが、探し回れる場所がなければ、手持ちの書類で初診日の病院の証明を試みるしかありません。
初診日の病院の書類がなければ、絶対に支給されない。というわけではないので、そこは間違えてはいけません。
初診日の病院の証明ができる代替えの物があれば良いのですから。
初診日の病院の証明が鍵になる申請は、その人にとって一生に一度の申請になりかねません。
過去の出来事が初診日なので、時間が経つほどに過去の証明は難しくなるからです。
それだけに大変でも奔走する価値はあります。
「瓢箪から駒」のように、何となることもあります。
もちろん、何ともならないこともあります。
まずは、諦めないこと。それが肝心です。




