10月 17 2023
教えてくれないことが、生活で案外と大事。障害年金もその一つ。
障害年金の制度は、ネットで自身で調べるか、役所や病院や施設で生活の相談した後に知ります。または、既に障害年金を支給を受けている人から教えてもらい知ります。
役所から通知が届き、障害年金の申請をしなくてならない。とはなりません。
何故なら、障害年金の申請は任意だからです。
役所から通知が届くのは、本人に義務が生じている場合のみです。
それ以外の制度のことは、任意ですから何も通知は届きませんし、ご本人やご家族が困っていること自体把握していないことが多いですから、何の提案も出来ません。
「困ったら、自分で調べる」「困ったら、人に相談する」ということが出来る人以外知ることができない制度が多くあります。
私は、自身が関わった依頼者様に限り、障害年金以外の相談も受けています。そして、知っていることは説明しています。
依頼者様は、障害年金の申請が終わっても、ご本人やご家族から相談をもらえば、困らないようにお伝えすることが大事だと思っているからです。
例えば、
- 障害年金と精神障害者手帳の違い。そして、手帳の申請方法や更新の仕方。
- 健康保険と国民健康保険の保険料や制度の違い。
- 福祉制度の受け方。
- 労働基準法に関する労働相談。
大まかに言えば、これら4つに類する話が多いです。
4つの例の一つを例に挙げると、「障害年金は年金事務所に相談・届け出」⇔「手帳は役所に相談・届け出」と相談と届け出が異なるので、それぞれの機関の話をそれぞれに理解しなければならないです。
そして、理解した範囲で、自分で決めなくてはなりません。
決める際に、理解した話の範囲だけでは考えがまとまらなくなることがあります。
その時に、全体的な話を整理するために、私に相談があります。
話をすることで、自分が解らない個所が浮き彫りになり、何に引っかかっていたか?何をクリアしなければならないのか?ヒントになるようです。
誰も教えてくれないけど、生活で大事なことが多くあります。
私も全てを知っているわけではありません。しかし、依頼者様の相談を通して知り、一緒に調べる中で理解することの方が多い。
その積み重ねのおかげもあって、少しずつ知っていることが増えました。そして、説明できることも増えました。
依頼者様の申請後・支給後の生活は、障害年金以外のことで困ることが圧倒的に多いです。
話を整理する機会になれば幸いです。




