10月 03 2023
障害基礎年金 統合失調症 2級 5年遡って支給決定
親御さんが高齢で、ご本人のことを心配していました。
親御さんが、地元の障害者施設に相談に行ったことで、障害年金の申請を提案され、親御さんは「申請書類の準備ができない」ということで依頼になりました。
8050問題の一つの事例です。
ご本人の母親は他界し、父親がご本人の世話をしていました。
父親も高齢になり、ご本人の先々を案じていました。
案ずることは、独居不能なこと以外に生活費に関してが大きいようでした。
確かに父親も他界すれば、ご本人は天涯孤独になります。
どうしたらいいものか?ご自身で考えても、相談もできないかもしれない。
父親がご存命の間に申請をしておく必要がありました。
ご本人は、ご自身の状態を把握していません。ですから、父親からご本人の状態を教えてもらいました。
病院歴は、父親の記憶は曖昧になっており、曖昧な情報から初診日の病院を探し出し、必要な申請書類を揃えていきました。
運が良かったのは、初診日から一年六カ月経った時のカルテが残っていたこと。
今から十年以上前の初診日でしたからカルテが残っていない可能性がありました。
更に、運が良かったのは、診断書を書いてもらったら、父親の記憶よりも悪い症状だったらしく診断書の内容が重かったことです。
運が重なり、認定日請求(遡った申請)が可能になりました。
そして、申立書を作成し、申請をしました。
結果、障害基礎年金2級が、5年遡って支給されることになりました。
申請準備の時には聞けなかった明るい声を聞くことができました。
本当に良かったです。




