9月 05 2023
障害年金 自分のことは解らないから、話を聴いてもらっても、整理する。
障害年金の申請書類の中に、自分(請求人)の不得意なことを書かなくてはならない書類があります。
その書類が「病歴就労状況等申立書」です。
家族であれ、パートナーであれ、自分であれ、毎日本人と向き合っている人は、いつの間にか慣れてしまう。
そして、いつの間にか喧嘩や口論を避けるために、「予めやっておいてあげる」ということが増えていく。
すると、いつの間にか、本人は何でも出来ている気になってしまう。
そして、いつの間にか、本人に関わる家族等も、本人は何でも出来ているように感じてしまう。
人は慣れるし、思い込んでしまう。
医師の前で、ついつい「困っていることはありません」「何でも出来ています」とか言ってしまう。
でも、よくよく考えたら、困らないように先回りしてやってもらっているから、「困らない」「出来ている」と思えてしまっていることが多い。
そのことを見直す必要が、障害年金の申請書類を作るときには大事になる。
「困らない」「出来ている」なら、なぜ障害年金が必要となったか?
もし、就労ができず、家に居るとしたら、「何でもできる」のに就労ができないのか?
もし、対人交流が苦手で、孤立傾向にあるなら、「出来ている」のに、対人交流ができないのか?
色々と疑問は浮かび上がってくる。
「困らない」「出来ている」ことにしていることを「本当にそうかい?」と問い直す必要が、申請書類を作るうえで必要になる。
これは、ドライな見方が必要になる。
家族など、本人の近くに居過ぎている人には、本人の実像はつかみにくくなっている。または、言いにくくなっている。
だから、他人に話を聴いてもらって、現状を整理する。
辛い作業だけど、申請をするには避けては通れないことです。




