7月 27 2023
障害年金 自閉症スペクトラム障害 2級支給決定
今回の方は、自閉症スペクトラム障害だけで、知的障害はありません。
自閉症だけでは、障害年金が認められにくい。と思っている人がいますが、そんなことはありません。
自閉症だけでも、認識基準に合致していたら、障害年金は支給されます。
この方は、最初は、「統合失調症」と診断されていました。
そして、精神障害福祉手帳の診断書の写しを依頼者様(ご本人の母)が持っていたので、拝見したところ、かなり軽い診立てでした。
実際、ご本人にお会いして感じたことは、「対人が全くできない」ということでした。
依頼者様に、ご本人が発達障害の検査を受けたことがあるか?確認したところ、「発達障害の検査はしたことがない」とのことでした。
依頼者様もご本人の様子が気になっていたようで、後日、発達障害の検査をしてもらう事になり、検査の結果「自閉症スペクトラム障害」と診断が変わりました。
このように診断名が変わることは、よくあることです。
自閉症スペクトラム障害として障害年金の診断書を書いてもらった結果、依頼者様も納得するご本人を表した診断書になっていました。
そして、申立書を整え、申請しました。
結果、障害基礎年金2級が認められました。
今は、B型就労支援事業所に通所しているので、今後の収入は障害基礎年金2級と就労支援事業所の工賃になります。
依頼者様は、安堵していました。
最近、物価高だけでなく、増税の話まで出てきていて、社会不安は大きくなる一方です。
少しでも安心材料が増えることは気持ちの安定に繋がります。
気持ちの安定に繋がることも障害年金の役割の一つだと思います。




