3月 31 2025
障害基礎年金 高次脳機能障害 2級支給決定 と共に、先を考えた申請にもなっています。
私は、先を見据えた障害年金の申請をすることがあります。
今回は、高次脳機能障害を主訴に、脳梗塞も合わせて申請しました。
脳梗塞の状態は、杖を時折使うようになったが、身の回りのことは「やや不自由」程度。
この状態では、2級の支給は難しい。でも、悪化する兆候が出ていたので、敢えて高次脳機能障害と合わせて、脳梗塞の申請もしました。
敢えて申請した理由は、脳梗塞が悪化したら「等級を上げる申請(額改定請求)」をすぐにできるようにするためです。
脳梗塞の状態だけで考えれば、状態が悪化してから申請書類を集めて、申請すればいい。
しかし、書類は、病院が廃院したり、医師が不慮の事故で閉院したりして、集めれなくなることがある。
書類がなくなれば、申請しても不支給になる確率が高まる。だから、現存するうちに集めて申請して、初診日だけでも認めてもらっておく。
ただ、脳梗塞だけで申請しても不支給になる確率が高いから、主訴の高次脳機能障害と合わせて申請しました。
つまり、今回の申請は、高次脳機能障害で2級を求める申請。
高次脳機能障害は、ご自身で医師に症状を伝えきれていなかったので、伝え直しから始めました。
この伝え直しは、ご本人と母親目線の両方から「ご本人の生活状況」を聞き取って、医師に伝えるべき症状や困りごとを確認しました。
ご自身で医師に伝えられないようだったので、母親に助けを得て、医師に伝え直しました。
その甲斐があって、医師の理解が深まったようで、診断書を書いてもらい申請しました。
結果は、障害基礎年金2級の支給が決まりました。
実は、この方は、母親がご本人の代わりに一度障害年金の申請をして不支給になっていました。それだけに支給決定は嬉しかった様子でした。
ご本人と母親には、脳梗塞の症状が悪化したら、等級を上げる申請「額改定請求」を考える目途の説明をしました。
目途を知っていれば、判断ができます。
知らなければ、等級を上げる発想すらもてないかもしれない。知っているということは、大事なことです。