1月 24 2021
「診断書」記載依頼前について
「何か、用事でもありますか?」とでも言っているかのような表情。
物言わぬ猫でも、いつも見ていると予想がつく。
この猫は仏頂面が多いですから・・・あまり考えは読めませんけどね。
猫も人も同じで、表情が乏しいと「嬉しい」のか、「怒っている」のか、イマイチ解りません。
表情が乏しい人は、誤解を生みやすいものですから。
人ならば、言葉が出せるので、喜怒哀楽を表現してもらえると解りやすいのですけどねぇ。
そうしたら、嫌なことを言わなくても済むし、嬉しいことをしてあげられる頻度が増えるのに・・・と思いますよ。
障害年金の申請には「診断書」が必須です。
これは、ネットなどで障害年金のことを調べている方なら常識でしょう。
で、「診断書をどう書いてもらったら、2級になる」とか書いてあるものもある・・・かもしれない。
確かに、その通りに診断書を書いてもらえれば2級になる・・・可能性は高くなるのかもしれない。
しかし・・・診断書って、医師の診立てを記す書類ですから、申請者が思う通りには書いてもらえないことがとても多いのです。
医師は治療が仕事であって、障害年金の申請を通せる診断書を書くことが仕事ではないのです。
ですから、日々の診察で伝えてきたことが診断書に記されるのです。
「辛い」「苦しい」などと感情を訴えても、あなたの感情は医師には伝わりにくいのです。
理由は、感情の大きさは人それぞれだからです。
例えば、「辛い」のは、どの程度から辛くなるのか?は、あなたから医師に伝えた瞬間に、医師の感じる「辛い」に置き換わっています。
つまり、感情を伝えても、人には伝わらないのです。
では、どうしたらいいか?
それは、あなたの日常の状況を伝えた方が、客観的に、具体的になり、医師がイメージしやすくなります。
イメージができれば、「あぁ、辛いなぁ」とか医師に理解してもらえるようになっていくことが多いです。
診断書を記載依頼する前に、伝え直しをする必要があるか?考え直してみて欲しいな。と思います。