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成功事例

裁定請求(最初の申請・やり直しの申請)

<裁定請求(最初の申請)>

① 数年前に一度 不支給になった申請をやり直した

 

(a)傷病名:うつ病

 最初の申請はご自身で行い、不支給になった。

 約一年後に、社労士に依頼をしたが、無理と判断され、申請には至らなかった。

 更に約一年後に、当事務所に依頼をした。

 

 最初と次の申請では、人格障害と診断され、うつ状態もあったが、

医師にその症状が認めてもらえなかった。

そのため、最初の申請では不支給になり、次の申請では、申請を断念した。

 

 しかし、請求人は諦めきれず、当事務所に依頼をした。

面談をし、それらの経緯を聞き、精神の検査が受けられる病院に転院をし、

きちんとした病気の判明を提案した。

その後、転院をし、精神の検査を受け、「うつ病」と診断された。

 

 その診断を元に、「診断書」を記載してもらい、前回の不支給もあるため、念入りに「病歴・就労状況等申立書」を作成し、申請をした。

 

認定:障害基礎年金2級

 

(b) 傷病名:てんかん

 以前にご自身で障害基礎年金の申請をしたが、不支給になった。

しかし、てんかん発作などで就労が困難になり、経済的にひっ迫してきたこもあり、再度の障害基礎年金の申請をすることを決め、当事務所に依頼をした。

 

 一度不支給になった経緯もあり、初診日の病院から見直し、「診断書」や「病歴・就労状況等申立書」においては、請求人の実際の日常生活が表せるように努めました。

 

 “てんかん”は、服薬をしていても発作が起こっており、意識がなくなることもある発作が月に一回以上ありました。また、意識はなくならないが、附随運動が起こる発作が月に一回以上ありました。特に、夜に発作が頻発し、不眠になっていました。

 

 また、“てんかん”発作をおそれるあまり、抑うつ気分が発症しており、「意欲減退が強く、無気力。倦怠感が強く、一日の大半を寝て過ごしており、家事ができない。」などの症状が、“てんかん”発作がないときでもありました。

 

 それらのことを「診断書」や「病歴・就労状況等申立書」に最大限表せるように努め、申請をさせて頂きました。

 

認定:障害基礎年金2級

 

(c) 傷病名:統合失調症

 5年前に請求人の父親が“障害基礎年金”で申請をしたが、不支給となった。

しかし、周囲の勧めと請求人の今後のことを考えて、障害年金の申請を再度行うことを決め、当事務所に依頼されました。

 

 面談時に発病当時のことや病院歴を聴取していましたら・・・

 最初に請求人の父親が申請されたときは、「初診日は国民年金加入」として“障害基礎年金”の申請をしていましたが、聴取の結果「初診日が厚生年金加入」になることが分かり“障害厚生年金”で申請が可能になりました。

※ このようにご自身が考えている初診日と専門家が考える初診日には差が出てくることがあります。

 

 「初診日が厚生年金加入」の方が、認定されたときの受給額が年額約55万円多くなることから、初診日を厚生年金加入として“障害厚生年金”の申請準備を進めました。

 

 そして、最初の申請で不支給になっていることから、再度、医師に現在の日常生活状態など伝え直しをして、「病歴・就労状況等申立書」も現在の状態を分かりやすく表現することを心がけて作成し、申請をしました。

 

認定:障害厚生年金2級+障害基礎年金2級

 

(d)網脈絡膜萎縮 / 緑内障

 ご家族が申請をして不支給になりました。そこで、当事務所に「審査請求」を依頼されました。

 

 審査請求時の診断書を確認すると、視力は弱いながらもまだ見えており認定基準に満たしていませんでした。しかし、視野はとても狭く認定基準を満たしているように思えました。

しかし、診断書には「日常生活が概ねできる」というようなことが記載されており、この言葉が原因で不支給になったと考えました。

 

 聴取をし、診断書からみる視野の狭さからも、実際の日常生活は家族の介助・援助をうけて生活をされていることが分かりました。ですから、審査請求では、視野の狭さから実際の日常生活の状況を訴えましたが、棄却されました。

※ 診断書に一度記載された言葉を打ち消すことは、本当に難しいです(最初に書いた言葉が優先されているようです)。ですから、診断書を受け取ったら、必ず診断書の内容を確認して欲しいです。

 

 視野の狭さから考えると、“認定されるはず”とご家族も私も考えました。

 

 不支給になった診断書で再審査請求(審査請求の結果の不服申立て)をするよりは、新たな診断書を使って申請をする方が認定の確率が上がると考え、新たに申請をすることにしました。

 

 そこで、同じ病院(町医者)から再度 診断書を書いてもらっても同じ結果になることは明白でしたから、以前に眼の手術を受けた大学病院に通院をしてもらいました。

 

 大学病院で診察を受けることで、最新の検査機器をもって視野等の計測をしてもらい、ご家族の協力のもと医師に「現在の日常生活の状況」を説明してもらい、前回不支給の原因になった診断書より“精密な診断書”を用意しました。

 

 また、「病歴・就労状況等申立書」も請求人の日常生活レベルを出来る限り表すことで、診断書の信憑性を上げて、認定の確率を上げる申請をしました。

 

認定:障害基礎年金2級

 

 

精神病であったが、精神の専門医以外に通院をしていた

 

傷病名:うつ病
 「うつ病」という診断でしたが、精神科や心療内科には通院しておらず、初診日から現在まで内科に通院をしていた。

(初診日は、約15年前で、初診日から現在まで転院をしていなかった。)

 

 そこで、精神の申請だけに許されている「精神の専門医以外が主治医である場合でも、精神の診断 又は治療に従事している医師であれば(精神の診断書の)記入可能」という特例を使うことにしました。

注) 精神以外の診断書は、専門医による記入でなければ認められません。

 

 幸い、初診から一貫して約15年間、請求人を診てきた内科医でしたから、診断書の内容も信憑性があると思われたので、「病歴・就労状況等申立書」は、診断書の内容をより解り易くするために作成することを心がけて申請をさせて頂きました。

 

認定:障害厚生年金2級+障害基礎年金2級

 

 

③ 病院歴の記憶がなく、申請が困難 

 

(a) 傷病名:双極性障害

 障害年金申請の初診日を考える上で、よく間違えるパターンです。

現在の病名がついた病院を「初診日」と考えてしまいまいがちです。

しかし、障害年金の初診日は、「現在の兆候がでて、初めて行った病院」になります。

 

 この方の場合は、記憶があいまいで、面談時の初診日の病院に確かめたら、

その前にも病院があり、更にその前にも病院があり・・・と、病院歴を正確にしていくところから始めました。

 

 結果、東京に初診日があることが分かりました。

しかし、その病院にはカルテがなく、初診日を証明する書類(受診状況等証明書)を書いてもらうことができませんでした。

そこで、初診の次の病院で、初診の病院の事を証明することにしました。

 

 初診日の証明が一段落したら、現在の医師とのコミュニケーションが上手くとれておらず、

正確に(医師に)ご本人の症状・状態が伝わっていないことが分かったので、(医師に)正確に症状・状態が伝えられるようにアドバイスをさせて頂きました。幸い、上手く伝えることができ、診断書の記載に至りました。その診断書は、しっかりとご本人を表した診断書になっておりました。

 その後は、「病歴・就労状況等申立書」を私が代筆作成し、診断書と共に申請をさせて頂きました。

  

認定:障害基礎年金 2級

 

 (b) 慢性腎不全(人工透析)

 注)「人工透析」を受けている方は、初診日等の証明ができれば「障害年金2級」に認定されます。

 

 請求人の初診日は、平成5年と小学生の頃まで遡ります。

 初診の病院は、町医者でした。いわゆるホームドクターです。

 

 この初診の病院は、一度閉院されてから、再度開院された病院で、初診当時のカルテがなくなっていました。

また、再度開院した際の医師は、初診当時の医師とは変わっていました。

 

 その事情から、カルテは破棄されていることは予想し、「通院記録がないか?」を聞きました。

すると・・・「最終来院日」だけは分かりました。(※ 何で診察に来たかは書いてありませんでした。)

 

 これだけでは、「風邪で通院したかもしれない」と審査で疑われる可能性があったので、請求人が受診した病院を全て割り出し、慢性腎不全の元となった「糖尿病(Ⅱ型)」で小学生頃から通院をしていることの裏付けを取りました。

 

 それらの証明を元に、初診日が「小学生の頃に通院していた町医者」であることを示し、障害基礎年金を申請しました。

 

認定:障害基礎年金2級

 

 

④ 初診日が何十年も昔にある 

 

(a) 傷病名:緑内障

 初診日が、30年前で、12歳の時に初診がありました。

※「20歳前に初診日がある。」ということで、“二十歳前障害”の申請です。

 

 初診の病院では手術ができないこともあり、次の病院で手術をしました。

また、進学時に独り暮らしをするため、 (一人暮らしをするアパート)近くの病院に転院をしており、地域の異なる複数の病院にかかっていました。

 

 二十歳前障害ということもあり、「緑内障による視力・視野の低下が、いつかた始まったのか? 」などの発育や生活状況を詳細に示して申請をする必要がありました。 

(ここを詳細に示すことは、審査において大事なポイントになると考えております)

 

 請求人は、視力低下は認定基準には該当しないほどの視力があり、視野の狭さにより日常生活が困っていましたので、その日常生活を詳細に申立書で示し、審査官に請求人の日常生活の困窮度がよく分かるように考慮し、申請をしました。

 

認定:障害基礎年金 2級

  この他に、「網膜色素変性症」でも、視野狭窄により “障害基礎年金2級” が認定されています

 

 (b) 傷病名:反復性うつ病

 初診日が22年前と古く、傷病名もなく、通院歴しか残っていませんでした。

その為、初診日が不確定に思われる可能性があったので、過去の全ての病院歴を洗い出しました。

その結果、審査側から「22年前の初診日は確定である」ということに成功しました。

 

 また、面談当時、休業中ではありましたが、会社勤めをされており、そのことについても審査に不利ならないように、細心の注意をし、「病歴・就労状況等申立書」を作成し、申請を致しました。

 

更に、依頼者様は、60歳から老齢厚生年金を受給されていました(老齢厚生年金の特例)ので、「障害等級:3級以上」が認定された場合、「老齢厚生年金の障害者特例」という制度を申請することで適用できます。

 

 これの制度により、当時受給中の「老齢厚生年金の特例(60歳~64歳までの厚生年金)」よりも、「障害厚生年金3級」よりも約100万円多くの年金額が支払われました。

※ 要注意

「老齢厚生年金の障害者特例」により増える年金額は、個人差があり、必ずしも増額されるとは限りません。ですから、当事務所では、“どれくらいの年金額にる変わるのか。”を依頼者様より委任状を頂き、年金事務所で確認してきます。その後、依頼者様に、その年金額をお伝えし、“申請を進めるか。申請をしないのか。”判断をして頂いています。

 

  「障害年金」・「老齢厚生年金の障害者特例」の制度は困難で、ご自身・ご家族での申請が出来なかった為、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

認定:障害厚生年金 3級 ⇒ 「老齢厚生年金の障害者特例」

※ 初診日当時のカルテ等が無い場合、20歳前に病気が発症していた方は、第三者証明という書類で初診日証明書の代わりにすることも可能です。

 

 

⑤ 初診日から10年以上通院していない

 

傷病名:統合失調症 

 初診日のカルテは残っていました。

しかし、その後、10年以上通院していませんでした。その為、症状が治り「社会復帰ができた。」

と審査で思われる可能性がありましたので、その空白の10年間の詳細を申立書で明らかにし申請を致しました。

 

 障害年金の制度は困難で、ご自身・ご家族での申請が出来なかった為、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

認定:障害基礎年金 2級

 

 

⑥ 医師に症状を伝えきれていなかった

 

(a)傷病名:統合失調症 

 依頼者様と面談をさせて頂いたときに、主治医の診立てに不信感を抱かれておりましたので、まずは、不信感を信頼感に変えて頂けるように、医師と依頼者様の関係を善くすることをアドバイスさせて頂き、医師との関係が改善され、依頼者様の実際の症状に理解を得られたので診断書記載を依頼しました。

 

 また、障害年金の制度は困難で、ご自身・ご家族での申請は困難でしたので、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

 その結果、診断書は、見事に依頼者様を表した書類に仕上がりました。その後、「病歴・就労状況等申立書」においても、診断書を裏付ける書類作成をし、申請を致しました。

 

認定:障害厚生年金 2級 + 障害基礎年金 2級

 

(b)脳出血と言語障害

 右腕が全く動かず、歩行は、なんとか可能な方でした。

 また、言語に関しては、ご家族も請求人の言葉を聴きとるのは困難でした。

 

 しかし、医師には、上手く伝わっておらず、“脳出血”に関しては、ご家族の介護なくしては生活ができないようでしたが、面談時に診察の状況を(請求人・ご家族に)お聞きしたところ、今一つ医師に正確に伝わっていない恐れがあり、このままの状態で診断書を(医師に)依頼したならば、実際の症状と整合性のとれない診断書になり、実際得られるはずの等級から下がると感じました。

 

 そこで、正確に伝わるように、肢体の症状・状態の伝え直しをしました。

 おかげで、請求人を的確に表した診断書になりました。

 

 また、“言語障害”に関しては、概ね医師にも症状が伝わっているとの判断から、診断書を依頼したところ、「家族であれば聴き取る事が、なんとか可能」と診断書では示され、医師に上手く伝わっていませんでした。

(障害厚生年金三級程度の診断書でした。実際は、二級相当の言語障害であったと判断していました。)

 

 “言語障害”の診断書は、(医師に)これ以上の協力は見込めないと判断をしたので、「病歴・就労状況等申立書」等で、実際の日常生活における言語の状況を示し、申請をしました。

 

※ 診断書だけ見れば、「脳出血(肢体)二級+言語障害三級⇒障害厚生年金二級」になる恐れがあったので、

  言語障害の申立書等に趣向をこらし、「脳出血(肢体)二級+言語障害二級⇒障害厚生年金一級」を目指しました。

 

認定:障害厚生年金1級+障害基礎年金1級

 

(c) 傷病名:うつ病

 病院は同じ病院に通院していました。ですから、初診日は容易に確定することができました。

 しかし、医師にご自身の症状を正しく伝えることができませんでした。理由は、診察時間が、あまりにも短く、薬だけを渡すような診療状況だったからでした。 

 

 請求人の場合は、家事等全般において生活は家族に介助されていましたし、日中に外出はできない状況でした。

 

 医師に正しく症状や日常生活状況が伝わっていないと、とても軽い症状を示す診断書になってしまう可能性があります。

実際の日常生活状況を短い診療時間で伝えていくのは困難です。そこで医師に伝える要点を絞りこむことで、医師に正しく伝えられるようにアドバイスをさせて頂きました。

 

 結果、医師にも請求人の実際の日常生活状況を理解してもらえ、診断書は、請求人の症状を表しているものになりました。

 

認定:障害厚生年金2級+障害基礎年金2級

 

 

⑦ ”先天性” の障害 (二十歳前障害 申請)

 

(a) 傷病名:中度精神遅滞(精神 / 知的障害)

 通常、先天性の精神遅滞の場合、「療育手帳(名古屋市では「愛護手帳」)を取得しています。その手帳で、”先天性”であったこを示すことを試みます。療育手帳がなかったなら、「母子手帳」や「通信簿」などで”先天性”であったことを示そうと試みます。

しかし、この方は、そう手帳も書類も、何も持っていませんでした。

 

 そこで、「第三者証明書」で”先天性”の証明を試みましたが、それだけでは”先天性”の証明としては弱いと感じましたので、”生誕から現在までの症状・状況”を私の方で、詳細に作成することで申請を致しました。

結果、”先天性”が認められ、障害基礎年金が受給できました。

 

認定:障害基礎年金 2級

 

(b) 傷病名:ファロー四微症(心臓病)

※ 「先天性の障害年金の申請に初診日は関係ない。」と言われますが、申請上、初診日を示す書類は必要です。

 

 初診日の病院にカルテもなく、第三者証明で初診日を証明するしかありませんでした。

それは、同時に、「先天性の心臓病」であることも示すことにも繋がるため、今回の申請のポイントの1つになると考えました。

 幸い、幼少期の頃の知人お二人が、当時の請求人の状態を記憶して下さったので、「初診日」と「幼少期には既に心臓の働きが悪かった事」は一部証明できました。

 

 “生まれてから現在日近くになるまで診療録がない”先天性の申請の場合、最も気を使うことは、「生まれつきの御病気で、尚且つ、“生まれてから現在までの病院歴や通院していない期間があれば、何故通院していなかったか?” ”生まれてから現在までの症状・状態”をなるべく詳細に[病歴・就労状況等申立書]に記し、医師が書く[診断書]にも反映してもらうこと」なのです。

 

 つまり、通常の申請より 認定されるハードルが増えるのです。

 

 「生まれてから現在までのこと」が診査の対象になるのですから、その申請資料は重要を極めます。

 それらを全て詳細に調べ、綺麗にまとめて申請をさせて頂きました。

 

認定:障害基礎年金2級

 

(c)  傷病名:先天性脊髄髄膜瘤(肢体・体幹)

 診断書によると両脚の筋力は「半減」となっており、障害基礎年金2級の認定基準からは外れていました。

 そこで、診断書の関節可動域や筋力の数値を確認しながら、歩行困難さや体幹を支える機能の低下から生活状況を丁寧に「病歴・就労状況等申立書」に書きました。

※ もちろん、「先天性」ですから幼少期からの生活状況や病院歴も申立書に書きました。

 

 診断書だけでは、審査側が日常生活の困難さの度合いの判断に迷うかもしれないと感じました。

ですから、「病歴・就労状況等申立書」で、実際の日常生活の状況や歩行等の困難さを詳細に示すしかないと思いました。

 

認定:障害基礎年金2級  

 

 

⑧ 会社勤めをしている 

 

(a)傷病名:広汎性発達障害

 発達障害は、「先天性」と言われています。しかし、「初診日」の確定としては、「発達障害と判明した日」を初診日とします。つまり、大人になってから発達障害が分かれば、その日が「初診日」となります。

 それだけに、「先天性」でありながら、「初診日」が大人になってからの方も多くいるのが特徴の「先天性」の病気といえるかもしれません。

 

 請求人は二十歳前が「初診日」でしたが、大学生の時が「初診日」であり、比較的大人になってからの「初診日」確定でした。

 

 発達障害の申立書は、発育歴も必要になります。何故なら、例え発達障害の判明が遅くても、「幼少期から発達障害の兆候があったか?」というのが、審査の一つになるからです。

 ですから、請求人の発育歴も聞かせてもらい、「病歴・就労状況等申立書」にまとめました。そして、認定日と現在の日常生活状況も聞き取りました。

 

 請求人は、申請時には障害者就労支援施設で訓練をした後、厚生年金加入者として事務のサポートの仕事をしていました。

 

 障害年金2級としては、就労ができてはいけないイメージと思いますが、発達障害に関しては、「就労をしていたとしても、どれくらいの介助や援助で就労ができているか?」ということも審査の一つになります。つまり、必ずしも「就労不可」である必要がないとも言えます。

 

 請求人は 就労をしていましたから、就労状況を事細かく「病歴・就労状況等申立書」に書きました。

※ もちろん、医師も正しく請求人の就労状況が分かっていなければいけません。

 

認定:障害基礎年金2級

 

(b)傷病名:クローン病 

 申請当時、会社勤めをしていました。

会社に勤めていた為、普通に申請をしたのでは認定は困難と思ったので、医師には正確に依頼者様の症状を、当事務所よりお伝えした上で、診断書の記載をして頂きました。

 

 また、「病歴・就労状況等申立書」を作成する時に、依頼者様は月/20日の勤務をされていましたので、障害厚生年金2級は無理と判断し、20日の勤務の中で、「労働の一部制限」を立証することで申請を致しました。

※ 障害厚生年金3級は、”労働の一部制限”が認定条件の1つです。

 

 障害年金の制度は困難で、ご自身での申請が出来なかった為、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

認定:障害厚生年金 3級

 

(c) 傷病名:原発性骨髄線維症

 申請当時も、申請後も会社勤めをしています。

最初の異常は、会社の健康診断で発覚しました。

赤血球の数値と輸血の回数が障害認定基準に合致しており、白血球などの数値は異常値を示してはいたのですが、認定基準値からは外れていました。

 

 この血液検査数値だけでは、請求人の障害状態や日常生活状況が審査側に伝わりにくいと感じたので、診断書に反映されるように、ご本人から医師に「自覚症状」を伝えもらい、「病歴・就労状況等申立書」には請求人の日常生活能力や就労状況を詳細に書いて申請をしました。

 

認定:障害厚生年金3級

 

(d) 傷病名:うつ病

 申請当時も申請後も会社勤めをしています。

 会社に月に10日~15日ほど出社できるが、うつ病のため、部署の異動を余儀なくされた。

請求人は、それでも体調が悪い日や時間、会社を休みながらも、出社できる日は出社をし、仕事をしていた。

会社の理解もあり、請求人に合わせた業務に就かせてもらっていた。

 

このことを「労働の一部制限あり」と証明する為に、「病歴・就労状況等申立書」に詳細を記し、同時に証拠となる資料の添付をし、申請をした。

 

認定:障害厚生年金3級

 

 

⑨  老齢厚生年金を受給していたが、障害厚生年金を申請した 

 

(a) 傷病名:脳梗塞

 趣味をされている最中に倒れ、そのまま病院に搬送。

後遺障害“左半身麻痺”になってしまい、介助が必要になりました。

 

 この方は、初診日が国民年金ということで「障害基礎年金」での申請になります。

 

 認定基準から考えると、“利き手・利き足”ではない方の麻痺は、二級相当になる事が多いので、そこを考慮し、日常生活で、どのくらい介助が必要か、介助されているか。などを細かく「病歴・就労状況等申立書」で示し、裁定請求を致しました。

 

認定:障害基礎年金1級

 

(b) 傷病名:脳出血

 面談時には、既に60歳から老齢厚生年金を受給していました(老齢厚生年金の特例)。しかし、脳梗塞で倒れていまい、緊急処置をされましたが、右半身が不自由になってしまいました。その為、介助が必要になりました。

 

 脳梗塞で倒れられ、病院に搬送された時には、会社にお勤めされ、初診日当時は厚生年金加入期間中でしたので、「障害厚生年金」の申請になります。

 

 また、依頼者様はご高齢ということもありましたので、ご自身・ご家族での申請が出来ませんでした。

ですから、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

 診断書を重視した申請をすれば、障害厚生年金2級になる可能性が高かったので、依頼者様の日常生活など細かく「病歴・就労状況等申立書」に記載することで、脳梗塞による障害の程度が重症であることを訴えました。

 結果、障害厚生年金1級が認定され、現在受給している老齢厚生年金より多額を受給して頂くことになりました。

 

認定:障害厚生年金 1級 + 障害基礎年金 1級

 

 

⑩ 労災認定されなかった 

 

傷病名:うつ病 

 以前に、労災申請をされたそうですが認定されませんでした。

 

 障害年金は、労災と違い、「仕事上での病気が原因である。」という基準はなく、病気による日常生活能力や就労能力を判断されます。

その為、労災に認定されなくても、障害年金では認定されることがあります。

 

 障害年金の制度は困難で、ご自身・ご家族での申請が出来なかった為、全てこちらで病院などの診断書の依頼や年金事務所の手続きなどをさせて頂きました。

 

認定:障害年厚生年金 3級


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